島津家伝来ノ一一振り・幕末の人気刀工の傑作刀「薩陽士奥大和守平朝臣元平 アウトレット 」照國社奉納刀3尺超の大名刀・奉納古鞘書・特別貴重刀剣

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幕末新々刀期の薩摩の名工 「 薩陽士奥大和守平朝臣元平 」 島津家より照國社に奉納された3尺超の大名刀・古鞘書き有り・特別貴重刀剣

幕末新々刀期の薩摩を代表する薩摩の名工元平は、同郷の正幸とともに相州伝をさらに発展させた数々の秀作を遺しています。元平は、本名を「奥孝左衛門」と称し、元直の嫡子として生まれ、天明五年(1785)に薩摩藩工となり島津家に仕えました。 銘文を「薩州士元平」「薩藩臣奥元平」「奥大和守平朝臣元平」などと切り、大和守は寛政元年の受領です。 同時に(平)姓、および有力氏族の称号「朝臣」を下賜され、これ以降はおもに「奥大和守平朝臣元平」と銘を切るようになりました。
作風は、元先の身幅差が頃合いにつき中峰延びる所謂「元平姿」と称される豪壮な姿。 地鉄は、板目鍛え「芋蔓」もしくは「釣り針」と称される太い地景が板目肌に表れ、地錵が平地一面を厚く覆う「薩摩肌」と 称される薩摩新々刀独特の地鉄となります。
刃は深い湾れ刃に、尖り刃交じりの互の目乱れを交えて、刃縁には粗沸が厚く絡んで、稲妻、金線、砂流し頻りとかかり、力強い「芋蔓」と称される長く繋がった太い沸筋が刃中から地にかけて表出して「釣り針」状態の地景が表出する特徴があります。 文政九年、当時としては頗る長寿の方であろう、八十三歳で没。 元平一門には、弟で有る「元武」「元安」子には「元寛」孫の二代目「元平」などがいて、又、一門の通字として「元」の字を使用しているなど、幕末期において燦然と輝いた名門中の名門です。

本作は、3尺超の長寸(2 尺 3 寸 5 分刀との比較写真参照)明治初期に島津家より照國社に奉納された元平の名刀です。 昭和乙酉、昭和20年に元々の持ち主であった島津分家筋末裔に神社側がひっそりと返還、返還時に神社が証に長く神社の宝蔵品であった事、島津家よりの奉納であった旨を鞘書きしています。 その末裔様も、御当主が近年逝去され委託をうけたものです。 地鉄板目鍛え地景随所に現れる薩摩肌、太い地景が板目肌に表れ、地錵が平地一面を厚く覆う「薩摩肌」となっています。 刃は焼きの腰高くのたれ互の目調の中に金線砂流し荒沸とよく働いています。 帽子直乱れ込み尖り気味で返る。
茎の錆色大変よろしく、掟通りの茎に「寛政年紀」の力強い薩陽元平の長銘が切られています。
鞘には古鞘書きがあり、特別貴重刀剣認定書が附属しています。
本刀は委託品でございますが、なるべく売り切らせて頂きますので、皆様のご入札をお待ち致しております。 本刀、古研ぎの状態のままでございますので、写真のように少々のヒケ、及び薄錆ございます事、ご了承ください。 欠点になる様な痛みなどはございませんので、どうぞご安心下さいませ。 記載写真をよくご参照の上、ご納得の上でのご入札をお願い申し上げます。
落札後は、速やかにお取引き頂けますお方様のみご入札をお願い致します。 評価の悪い方等の入札は、当方の判断にて取り消させて頂きます場合がございます事、ご了承ください。 尚、評価新規のお方様でも入札できますが、必ず質問欄より(落札に至った場合の購入の意思)ご連絡ください。 又、いかなる理由でも、落札後のキャンセルは受け付けませんので、入札前に十分にご検討下さりますようお願い致します。 落札後の質問にもお答え出来ませんので、気になる点ございましたらオークション開催中に何なりとご遠慮なくご質問下さい。

長さ・・・・3尺2厘 先幅・・・・約 2.1 cm
元重・・・・約 7.0 mm
先重・・・・約 5.4 mm
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